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ユーザーエクスペリエンスと言う言葉を聞いたことはありますでしょうか?
ネット用語で【UX】と言われ様々な業界で使われている言葉です
ユーザーエクスペリエンスは略称で【UX=ユーザー体験】と言われており業界によって捉え方や意味が変わり目的や本質も大きく変わってきます。
今回はユーザーエクスペリエンスのSEOとの関係性も含めて目的や本質を解説していきます。
こんにちは! ryoです!
助手だよ!
※以下よりユーザーエクスペリエンス=UXと略します。
UXはブログを運営している方なら聞いたことがある【SEO】との関係性がとても深く、
ブログの基礎として【目的や本質】を学ぶことでこれからのブログ収益や他のビジネスにも関わる重要な事です。
筆者はこのUXを理解することこそブログ運営には必要であると考えております。
この記事におすすめの方⇓
・SEOの勉強をしている
・記事をより読者の為に作りたい
・ブログで収益を上げたい
先程出てきたワードの【SEO】については別の記事でも解説しております
【SEO】サイト運営の基礎!SEOとは?基礎対策を4ステップで解説!!
ユーザーエクスペリエンス(UX)とは?
そもそもユーザーエクスペリエンスとはどういった意味なのか?
先ほども説明しましたが、【UX=ユーザー体験】と言う意味で、【製品・サービス開発】の場でよく使われていますが、そのようなサービスを利用する際に起こる感情や反応など総合的な体験を包括的に評価するものです。
エクスペリエンスは日本語に訳すと「経験」や「体験」と言った意味になり少し意味合いが変わってきます
経験と言う意味でとらえると間接的な言葉になりますが、体験と捉えると直接携わっているようになり大きく意味が変わってくるので、一般的によく使われている「体験」で今回は話を進めています。
ユーザーの体験には【良い体験】や【悪い体験】もあり、そして体験を印象付ける感情や満足感にも様々なレベルがあると考えられています。
優れたUXはユーザーの満足度や幸福度を高めSNSや口コミでの拡散を促進し、ビジネスの成長につなげることができます
昨今では、SNSやYouTubeまたInstagramなども流行っており、個人での拡散のパワーが高いのでよりUXが求められる時代になっています。
【総務省】のデーターで歴史を遡るとインターネット利用率が如何に増加したかよくわかります
※R4年版を参考にしております
上記の画像を見てもらえると年々増加の傾向にあるのは一目瞭然です
データーからはインターネットによるUXの取入れは今後もより重要になっていくと私は確信しております
ブログ運営や最近流行のユーチューバーなどでもUXを理解して運営することで、ビジネス観点で成功する切っ掛けを作ることができるので、ユーザーエクスペリエンス(UX)への理解は今後の時代には超重要になるでしょう!
続いては、UXの目的の解説に移りましょう
ユーザーエクスペリエンス(UX)の目的
UXをすることでよりネットビジネスの成長が見込めると伝えましたが、先ほど話したデーターを調査した結果、UXを重要視することはウェブサイトの成功に不可欠ともいえます。
そんなUXにはどのような目的があるのでしょうか?
分かりやすくストーリーになぞって解説しましょう
※ここでのストーリーではAとBの主人公がいます
飛び込み営業をしている二人のストーリー
・Aの場合
Aはこの日ある老夫婦のもとに訪れた
ある商品を売り込むためにやってきたAはいつものように自社で販売している商品を事細かく説明した
しかし、その日老夫婦は体調を崩しておりAの説明など頭に入ってこない程だった
熱心に話しているAの事を思い、老夫婦は断りずらいと考え最後まで話を聞いていた
体調がどんどん酷くなっていくことを感じた老夫婦は
早く終わらせたいと考え購入をせざるを得なかった・・・
・Bの場合
Bはこの日ある老夫婦のもとに訪れた
自社商品を買ってもらう為に話をしようとしたが、ふとBは老夫婦の顔を見るや否や
「後日改めて御手隙の時にでもお伺い致します」と伝え帰っていったのだ
老夫婦は唖然としてその場を去るBを止めなかった
「なぜ帰ってしまったのか?」そう思った老夫婦だったが後日Bはやってきた
老夫婦は何故あの日は帰ってしまったのか?と問いただした
「あの日体調が宜しくなかったでしょう?だから時間を取らせるわけにはいかないと思いあの日は失礼ながら帰らせていただいたのですよ」
それを聞いた老夫婦は商品の説明をしっかりと聞き即決でBの商品を買ったのであった・・・
※上記のストーリはあくまで営業をモチーフにしております。
AとBの違いは判りましたでしょうか?
- Aは会社の事や自分の事(ノルマ)などを心配して熱心に商品を売り込む人物
- Bは相手の事を考え商品の販売よりもお客様ファーストで考え行動する人物
問題はここからです
この体験を元にこの老夫婦はどちらの営業マンに満足したでしょうか?
Aの場合は何の商品かもわからない物を買い、ただ体調が悪化した「悪い体験」
Bの場合は自社商品ではなく「B」と言う人物を買い、満足のいく買い物をした「良い体験」
最終的にBは「今」ではなく「先」を選んだことによりこれからも多くの紹介を頂ける営業マンになるでしょう
このストーリーの中でAの場合は提供する側のみ得をしているのに対して、Bの場合だと提供者と顧客が得をしていることは明白ですね
これこそがUXの目的で、ユーザーは良い体験をしたことによりまた頼もうと考え、また別の新たなビジネスが生まれます。
某有名テーマパークのディ〇ニーランドを行った時私はこう思いました
「なんて素晴らしい世界観のテーマパークだろう」
こう思ったら一度行ったらまた行きたいなーと思ってしまうのが人間の心理です
サイト・ブログ運営でも同じことで、サイトに訪れた読者に更なる満足度が高まるサイト作りを実装することは上記のテーマパークに来た時と同じ心理が働くでしょう
ユーザーに素晴らしい体験を元にもう一度良い体験をしたいと思ってもらえるサービスを提供することが業種を問わずユーザーエクスペリエンス(UX)の目的となってくるでしょう
データから読み取るUXの重要性
体験の目的は理解したけどそんなに重要な事かな・・・
実際に体験することで得られる結果はとても多いですよ
【体験をする事で得られる影響】を調査したデータも実はあります
文武科学省からR3年に発表された「青少年の体験活動に関する調査研究結果報告 ~21世紀出生児縦断調査を活用した体験活動の効果等分析結果について~」を参照して解説しましょう!
この調査では、【平成13年に出生した子供とその保護者を18年間追跡した調査データを用いて、時系列的な観点から、体験活動がその後の成長に及ぼす影響を分析】したデータで、
青少年たちに体験活動を通してどのような結果が生まれるのか?を年に一回18年間もの間調査した記録です。
莫大な時間を使った研究なんだね!
研究結果から分かった事は以下の通りでした
- (1)小学生の頃に体験活動(自然体験、社会体験、文化的体験)や読書、お手伝いを多くしていた子供は、その後、高校生の時に自尊感情(自分に対して肯定的、自分に満足しているなど)や外向性(自分のことを活発だと思う)、精神的な回復力(新しいことに興味を持つ、自分の感情を調整する、将来に対して前向きなど)といった項目の得点が高くなる傾向が見られました。
- (2)小学生の頃に異年齢(年上・年下)の人とよく遊んだり、自然の場所や空き地・路地などでよく遊んだりした経験のある高校生も上記と同様の傾向が見られました。
- (3)経験した内容(体験活動や読書、遊び、お手伝い)によって影響が見られる意識や時期が異なることから、一つの経験だけでなく、多様な経験をすることが必要であるということも見えてきました。
- (4)小学校の時に体験活動などをよくしていると、家庭の環境に関わらず、高校生の時に自尊感情や外向性、精神的な回復力といった項目の得点が高くなる傾向が見られました。
18年間と言うとても長い年月を経て
文武科学省チームは以上の結果からこのような発言をしておりました。
これだけの年月を懸けてデータを作成するほど
「体験」は重要な要素になってくると言うことだね
多様な体験を土台とした子どもの成長を支える環境づくりを進めていくことが、よりよい社会創りにつながると言うことで今でもコロナウイルスなどで変わってしまった環境や体験の減少の中、様々な取り組みをして体験活動を推進しています。
別の研究結果でも下記のように【体験】をしたことで【道徳性・正義感】【勉強に対してのやる気度】のある子供たちが多いと調査結果として出ております。
上記の研究データを確認して私が感じた事は、子供に大きく影響があると言うことはこれからの社会や成人にも影響があるだろうと言う事です。
続いては、UXの本質について考えていきましょう
UXの本質とは?
ところでUXの本質とは何でしょうか?
ユーザーに体験してもらう事で得られるメリットは様々ありました。
UXを使う事は人にとってより【幸福度や満足度】など、ビジネス的にもより多くの成長の糧になる事柄でしたが、実際にUX戦略を取り入れることの本質はユーザーにとっても企業や個人事業の側に立ってもメリットが多くあります。
UXの本質は、サービスや製品を受けた【ユーザー】により良い体験を経験してもらい満足度や幸福度を上昇させるサイクルを作り、これからもサービスや製品を継続して利用してもらう心理にすることが、UXの本質になってくるのでないでしょうか?
筆者はUXに対して少し「行動心理学」に似たものを感じました
企業でのUXはどの業種でも一筋縄ではいかない物ばかりですが、UXのサイクルを作りユーザーに良い体験をしてもらうことで、ビジネスでの成長に関わってくるので企業努力は欠かせないでしょうね!
SEOとの関係性
インターネットが主流になっている現代では、【SNSやInstagram】などの情報の発信の場が多く存在します。
【YouTubeやInstagram】などのSNSで収益を上げている方を見て感じた事ですが、
ユーザーが「物」ではなく「体験」を通して得られる満足感や幸福度に対しての対価を払うようになったのではないかと筆者は考えています。
自身のサイトを作り、情報を発信する方も最近ではとても増えており、ブログ収益が年々難解なものとなってきました。
キーワードの最適化や文章の構成など他にも様々な対策方法があり、よりSEOの対策をしている方が多くいますがUXもSEOにはとても重要な要素になってきていることはご存じでしょうか?
2012年代頃はサイトへの被リンクがSEOには重要で、検索順位に大きく影響を及ぼすものと考えられていましたが、同時期にGoogleの大幅アップデートが行われることで、それまで重要だった被リンク中心の評価基準が大きく変化を遂げました。
無内容な【被リンク】を貼られていたサイトには検索結果から抹消されるほどの厳しい処罰があったみたいだね
手軽にリンクをチェックしてくれるプラグイン「Broken Link Checker」も記事で紹介していますので確認してくださいね!
以降のGoogleはユーザー視点で考え、コンテンツを重視する方向転換を行ったわけですね
Google検索などを使い疑問点を解消することもできる昨今ではユーザーの視点で考え解決することが一番のSEO対策になると考えられています。
GoogleのHPにはこのようなことが記載されていました
Googleは「全世界のユーザーにすべての言語で情報へのアクセスを提供すること」を目標としています。
ユーザー視点で「果たして見やすいサイトなのか?」「デザインに満足できるのだろうか?」
上記のような疑問はサイト運営をする際には必須となってくるでしょう
自分が基準で考える事は極力控える方がいいのかな?
ユーザー側だった頃を思い出して取り組むのがコツだね!
もちろん有益な情報を記事にまとめることが最も重要ですが、「誰かの為に作っている」と言うことは忘れてはなりません
サイトを通じてユーザーに良い体験をしてもらうことはサイト運営者にとって今後もサイトの成長に必要になってくる1つの重要な要因になってくるでしょう
まとめ:UXを積極的に活かしていこう!
ユーザーエクスペリエンスの説明はいかがだったでしょうか?
ユーザーエクスペリエンスとはどういった意味なのか?をまず理解し、ユーザーへの体験を重視することの目的をデーターを通して解説することでUXそのものの理解が深まったかと思います。
UXの本質では、UXを取り入れることで得られるサイクルを解説し企業や個人でのサービス・製品などのビジネスに大きく影響が及ぼされることでビジネスの成長にはUXが必要だと言いう事を理解出来ましたね
UXのSEOとの関係性は今後検索結果に大きく影響を及ぼす可能性があることと現代では「物」ではなく「体験」をユーザーが求めている時代になってくるだろうと言うことを解説しました。
UXにはこれからの時代には無限の可能性があるのでこの機にUXを学び自身のビジネスに取り入れ、多くの良い体験をユーザーに提供していきましょう!